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悪玉コレステロールの正常値は?薬は必要か?
  • 心血管病の検査

健診で悪玉コレステロールが基準値を少し超えただけで要再検査になりました。基準値は正常値と考えて良いのでしょうか。どれくらいで再検査や治療を考えればよいのでしょうか。週刊誌ではコレステロールの治療薬は服用してはいけないように書いてあります。どのように考えればよいのでしょうか。

回答

悪玉コレステロール(LDL)の基準値は施設によって異なることもありますが、一般的には、140mg/dl以上を高LDL血症としています。ただし、LDL値は検査会社によって少し値が変わることがあり、文字通り、「要再検」です。3か月後を目安に再検査をして下さい。
新しい動脈硬化ガイドラインでは、①糖尿病、②慢性腎臓病、③非心原性脳梗塞、④末梢動脈疾患がある場合には、LDL値を120mg/dl未満に下げるように勧めています。また、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)の既往がある人には、100mg/dl未満に下げるように勧められており、最近では70mg/dlまで下がる必要があるとの意見もあります。一方、上記のような病気がなく、単にLDL値が高い方は、180mg/dl以上になるまで、薬物治療は不要とされています。しかし、高値であることには変わりないので、脂肪を抑えた食事療法、毎日、規則正しく行う運動療法は必ず継続して行って下さい。
週刊誌で、「コレステロールの治療薬を服用してはいけない・・・」というのは誤りで、上記のように、合併症や、一度、冠動脈疾患を発症された方は、「ハイリスク群」として、積極的な治療をお勧めします。

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